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トレーナー、日本はニッチ市場

ストレングス・コーチやスポーツ・トレーナーという職業は、日本ではまだなかなかなじみのない仕事です。名前は聞いたことがあっても仕事のステータスは低く、需要もまだまだです。この手の職業はアメリカが先駆けていて、皆アメリカへ行って資格を取ろうとします。

アメリカでなぜトレーナーなどがお金になっているのかという理由のひとつに、アメリカ独特の「訴訟大国」という背景があります。ようは何かケガや事故があって選手側から訴えられたときに、その責任の所在をそらすためにトレーニングの専門家を置いているわけです。大学側は責任を取らなくて済むようにトレーナーを雇い、何かあったときには責任を押しつけます。ですからたとえ強くないチームでもだいたいトレーナーがいます。

またそうした裏事情の中で、大学側、チーム側のアピールとしての役割でもあります。つまり「私たちは常に選手のケガの危険性というものを考えており、専門のスタッフを雇って選手のサポート体制をしっかりと整えています」と先手必勝の誠意作戦をやっているわけですね。

じつはそういった訴訟に対する防衛策として必要に迫られてできた職業である、そんな事実があるようです。本当は非常にネガティブな職業ということがおわかりいただけたでしょうか。

そう考えれば、日本においてこの仕事はまだ、必要に迫られる"理由"がない。だから食っていけないのはしかたない。これからは私たち自身が必要に迫られるその"理由"を作っていく努力が必要ですね。あえて仕掛けなくてはダメだと思います。まさにイベント能力ですね。

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